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2017-01-17

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17日、英メイ首相の演説を控えリスク回避の円高が進み、大幅続落で19,000円割れ

17日、NY市場が休場となるなか、英メイ首相の演説を控え、リスク回避の円高が進む格好となった。日経平均株価、TOPIXともに小幅安で始まったあと、ドル円の下落が進み、9時20分ごろに113円80銭をつけると、日経平均株価も下げ幅が拡大した。ただ、売りが一巡すると買い戻しが進んで午前中は下げ幅を縮めて終えたが、午後に入って上値の重たさが嫌気されると同時に再び円高進み、ドル円が午前の水準を下回って113円20銭台をつけると、取引終了にかけて日経平均株価も下げ幅を広げて19,000円を割り込み、今日のほぼ安値で終えた。また商いも午後に膨らみ、売買代金は2兆円を上回った。そうしたなか業種別では33業種すべてが値下がりした。また下落率が小さかったのは、鉄鋼、非鉄金属、海運、保険、その他製品などとなっているほか、下落率が大きかったのは水産・農林、不動産、建設、証券、商品、ガラス・土石、食料品などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、メタップス(マザーズ)の上昇が目立ち、Gunosy(同)、日経ダブルインバース、任天堂、東芝が高かった反面、さくらインターネットの下落が目立ち、三井不動産、シャープ(東2部)、ホンダ、富士重工などが安かった。日経平均株価の終値は18,813円53銭、-281円71銭、TOPIXの終値は1509.10ポイント、-21.54ポイント。売買高は概算で17億10百万株、売買代金2兆0942億円。
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