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マーケット情報

2017-01-05

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5日、一時昨年来高値を更新するも、円高が重石となりまちまちで終了

5日、NYダウは60ドル高と2万ドルに迫って終えていたが、為替市場でドル円が117円台前半から116円台をつけたことが重石となった。日経平均株価は19,600円台に乗せて始まったあと19,615円をつけ、21円高になる場面があったが、ドル円が116円台後半をつけたことから利益確定と見られる売り物に押されてマイナスに転じると、徐々に下げ幅を広げる展開となった。また、特段材料はなかったものの、午後に入ってからもドル円の下落が止まらず、一時116円割れ寸前まで値下がりしたことを受け、日経平均株価も19,473円をつけるなど120円安となる場面があった。取引終了にかけては、日銀によるETF買いへの期待もあって下げ渋り、TOPIXはプラスに浮上して終えたものの、日経平均株価は反落して終える結果となった。そうしたなか業種別では、情報・通信、空運、サービス、医薬品など13業種が値上り。一方値下がりは、鉱業、金属製品、鉄鋼、紙・パルプ、非鉄金属、ガラス・土石、ゴム、不動産、化学、機械など20業種が安かった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、シャープ(東2部)の上昇が目立ったほか、そーせいグループ(マザーズ)、東芝、三菱自動車、富士通が高かった反面、ファーストリテイリング、任天堂、信越化学などが安かった。日経平均株価の終値は19,520円69銭、-73円47銭、TOPIXの終値は1555.68ポイント、+1.20ポイント。売買高は概算で20億46百万株、売買代金2兆4,359億円。
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