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2016-12-20

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20日、下落して始まるも、ドル円の強含みや年末高への期待で商いも増加

20日、NYダウが39ドル高で終えていたものの、為替市場でドル円が伸び悩んだことから売り先行で始まった。また、取引が始まってからプラスに浮上する場面があったものの、午前中はマイナス圏で推移する時間が長かった。一方昼休み中に日銀の金融政策決定会合で現状維持と景気判断の上方修正が伝わると、ドル円が強含んだことに加え、日経平均株価もプラスに浮上して午前の高値を上回った。また年末高への期待が高まるなか商いも徐々に増加し、上げ幅を広げる展開となった。日経平均株価は19,511円をつけるなど、一時120円近く値上がりする場面があった。取引終了にかけて19,500円は維持できなかったものの今日の高値圏で終え、年初来高値を更新した。そうしたなか業種別では、陸運、水産・農林、不動産、精密機器、情報・通信、小売りなど19業種が値上り。一方値下がりは、鉱業、保険、銀行、石油・石炭、紙・パルプ、証券、商品など14業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、NF日経レバレッジETFがトップで+1.21%となったほか、ブイ・テクノロジーの上昇が目立ち、アサヒグループホールディングス、ソフトバンクグループなども高かった。一方値下がりは、東京電力HD、ヤマハ発動機、第一生命HD、ディーエヌエーなどとなっている。日経平均株価の終値は19,494円53銭、+102円93銭、TOPIXの終値は1552.36ポイント、+3.30ポイント。売買高は概算で19億29百万株、売買代金2兆3,388億円。
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