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2016-12-15

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15日、FOMC後のドル高円安を受け8日続伸となるも伸び悩んで終了

15日、市場の注目を集めたアメリカのFOMCで、事前の予想通り利上げが発表されたことに加え、来年の利上げ回数についてもイエレンFRB議長から前向きな発言が出ていたことを受け、ドル円が117円台をつけるなど大幅にドル高円安が進む結果となった。また、この円安を受け自動車などの輸出関連株を中心に買われ、日経平均株価は8日続伸で始まった。上昇して始まったあと、為替市場でドル円が118円に迫る117円84銭をつけたこともあって、日経平均株価も水準を切り上げ19,436円をつけるなど、一時183円高となる場面があった。ただ、ドル円の伸び悩みや連日で高値を更新していることから利益確定売りも見られ、日経平均株価は午前の取引終了前に小幅ながら一時マイナスに転じる場面があるなど弱含んだ。一方で、マイナスに沈む場面では、日銀によるETF買いの期待もあって持ち直すと、午後にはプラス圏に浮上し、そのまま8日続伸で終える結果となった。そうしたなか業種別では、海運、輸送用機器、精密機器、小売、倉庫・運輸など21業種が値上り。一方値下がりは、鉱業、石油・石炭、建設、その他製品、鉄鋼、情報・通信など12業種となっている。また全市場の売買代金上位30では、三菱自動車の上昇が目立ち、マツダ、キーエンス、トヨタ自動車などが高かった反面、東京電力HD、任天堂、ソフトバンクグループ、信越化学などが安かった。日経平均株価の終値は19,273円79銭、+20円18銭、TOPIXの終値は1542.72ポイント、+4.03ポイント。売買高は概算で23億24百万株、売買代金2兆8,103億円。
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