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2016-12-01

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1日、伸び悩むも日経平均株価は年初来高値を更新して終了

1日、昨晩のNY市場でドル円が、2月16日以来およそ10カ月ぶりの円安・ドル高水準となる114円83銭まで上昇したことや、東京市場でも114円台を維持していたことが好感され、輸出関連株を中心に買われ、指数は上昇して始まった。日経平均株価は226円高で始まったあと、OPEC定例総会での原油減産合意もあって資源関連株なども上げ幅を広げ、18,746円をつけるなど一時437円高となる場面があった。一方午後に入ってしばらくもみ合いが続いていたが、上値が重たくなると、これまでの上昇のスピードの速さに対する警戒感もあり、売りが優勢となって急速に上げ幅を縮めると、日経平均株価は年初来高値を更新して終えたが、TOPIXは届かなかった。そうしたなか業種別では、鉱業、石油・石炭、証券、商品、保険、銀行、海運など26業種が値上り。一方値下がりは、空運、ゴム、紙・パルプ、水産・農林など7業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、メタップス(マザーズ)や国際石油開発帝石の上昇が目立ったほか、野村HD、エルテス(マザーズ)、スズキ、三井住友FG、マツダなどが高かった。一方値下がりは、ブリヂストン、ソニー、KDDI、日経ダブルインバースの4銘柄のみだった。日経平均株価の終値は18,513円12銭、+204円64銭、TOPIXの終値は1483.27ポイント、+13.84ポイント。売買高は概算で28億21百万株、売買代金3兆2,911億円。
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