マーケットコメント


マーケット情報

2016-11-09

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

9日、トランプ新大統領誕生でサプライズ売りが誘発され、東京市場は大幅安

9日、大統領選挙の投開票が行われるなか、取引開始前にはクリントン候補の勝利が予想されていたことから、東京市場は買い先行で始まった。また、一時トランプ候補が優勢になる場面でマイナスに転じるも、クリントン候補が巻き返したことで日経平均株価は17,427円をつけ256円高となる場面があった。一方、オハイオ州やフロリダ州など、大統領になるための選挙人獲得の数で重要となる州において、トランプ氏が優勢と伝わったことからドルや日経225先物が一気に下落に転じると、下げ幅を広げる展開となった。また、ドル円が午後1時半ごろに101円20銭台をつけるなど、大幅な円高に振れたこともあって225先物が売られ、日経平均株価は16,111円をつけるなど、一時1,059円安となる場面があった。取引終了にかけて下げ幅を若干縮めたものの大幅安で終えた。そうしたなか業種別では33業種全てが値下がり。比較的下落率が小さかったのが、空運、電気・ガス、医薬品、陸運、小売などとなった反面、輸送用機器、海運、証券・商品、鉄鋼、繊維、ガラス・土石、銀行などの下落が目立った。また全市場の売買代金上位30銘柄では、富士重工、マツダ、そーせいグループ(マザーズ)、ファーストリテイリングやNF日経レバレッジETF、日経ブル2倍ETFなどの下落が目立った。一方値上がりは、日経ダブルインバース、日経平均ベアの2銘柄のみとなっている。日経平均株価の終値は16,251円54銭、-919円84銭、TOPIXの終値は1301.16ポイント、-62.33ポイント。売買高は概算で38億10百万株、売買代金3兆9,242億円。
(会員向けコメントあり)