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2016-09-29

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29日、大幅反発。一日遅れで権利落ち分を埋めるも商いは盛り上がらず

29日、事前の予想を覆し、OPECの非公式会合で減産に合意したと伝わったことを受け、NYダウが110ドル高で終えていたことや、為替市場でも100円台半ばで推移するなど、円高が一服したことが好感され、東京市場は反発して始まった。日経平均株価は16,600円台を回復して始まったあと、前日の下落の反動もあって徐々に高値を切り上げる展開となった。また、為替市場でドル円が101円台を突破し、101円台半ばまで上昇して円安に振れたことも支援材料となり、資源関連や輸出関連株のほか、きのうまで下落が目立っていた金融株など幅広い銘柄が買われ、日経平均株価は16,756円をつけるなど、一時291円高となる場面があった。ただ、明日が週末となることから利益確定とみられる売り物に押され、取引終了にかけて伸び悩んで終えた。また、商いはそれほど盛り上がっておらず、売買代金は2兆円に届かなかった。そうしたなか業種別では、鉱業、鉄鋼、石油・石炭、非鉄金属、証券、商品、その他金融など28業種が値上り。一方値下がりは、空運、水産・農林、陸運など5業種が安かった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、トクヤマの上昇が目立ったほか、国際石油開発帝石、新日鉄住金、アルプス電気、東京電力HDなどが高かった。一方値下がりは、NTT、リクルートHD、日経ダブルインバースとなっている。日経平均株価の終値は16,693円71銭、+228円31銭、TOPIXの終値は1343.25ポイント、+12.48ポイント。売買高は概算で17億60百万株、売買代金1兆8,789億円。
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