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マーケット情報

2016-09-27

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27日、下落して始まったあと、配当や優待取りの買いが膨らみ反発して終了

27日、海外市場でNYダウが166ドル安で終えていたことや、100円30銭前後の円高水準で推移していたことなどが嫌気され、日経平均株価、TOPIXともに続落で始まった。また、取引が開始すると、ドル円が売られ一時100円08銭をつけるなど、8月26日以来約1ヵ月ぶりの円高水準まで下落した。また日経平均株価は円高を嫌気した売り物に押され、16,285円をつけるなど一時259円安となる場面があった。一方、売りが一巡すると、今度は日本時間の午前10時にスタートした米大統領候補テレビ討論会に注目が集まり、クリントン候補がトランプ候補よりも優勢になっていたことから、いわゆるトランプリスクが後退したとしてドルを買い戻す動きが強まると、100円台後半まで値を戻したことから日経平均株価も下げ幅を縮めた。さらに午後入ってからプラスに転じると、ドル円が底堅い動きを続けていたことや、権利取りの買いも膨らみ、日経平均株価、TOPIXともに今日の高値で取引を終えた。そうしたなか業種別では、鉱業、非鉄金属、石油・石炭、水産・農林、電気・ガス、食料品など31業種が値上りした反面、銀行、証券の2業種が安かった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、東芝の上昇が目立ったほか、村田製作所、KDDI、トヨタ自動車などが高かった。一方値下がりは、コマツ、三菱UFJFG、みずほFG、日経ダブルインバースなどとなっている。日経平均株価の終値は16,683円93銭、+139円37銭、TOPIXの終値は1349.22ポイント、+13.38ポイント。売買高は概算で22億39百万株、売買代金2兆2,946億円。
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