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2016-09-26

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26日、続落。小幅安で始まったあと円高が重石となり徐々に下げ幅を広げて終了

26日、前週末のNYダウが131ドル安で終えていたことや、為替市場で101円を割り込む水準で推移していたことが嫌気され、売り優勢で始まった。また、売り優勢で始まったあとも売り物に押され、徐々に下げ幅を広げる展開となった。午後に入ってからは日銀によるETF買いへの期待や、黒田日銀総裁の午後の講演開始時間を前に様子見ムードもあって16,600円を安値にもみ合いが続いていたが、その講演で今後の追加緩和について、「マイナス金利の深掘りと長期金利操作目標の引き下げが中心手段になる」などと述べたことが伝わると、日経225先物の売り注文が膨らむと同時に円が買われて100円80銭台まで円高が進むと、日経平均株価、TOPIXともに下げ幅を拡大し、今日の安値圏で終えた。そうしたなか業種別では、医薬品、繊維の2業種が値上り。一方値下がりは、保険、鉱業、空運、海運、銀行、非鉄金属、紙・パルプ、ガラス・土石など31業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、シンバイオ製薬(ジャスダック)の上昇が目立ったほか、小野薬品、日経ダブルインバースが高かった反面、エナリス(マザーズ)が値幅制限いっぱいまで下落したほか、TDK、第一生命、アルプス電気の下落も目立った。日経平均株価の終値は16,544円56銭、-209円46銭、TOPIXの終値は1335.84ポイント、-13.72ポイント。売買高は概算で15億26百万株、売買代金1兆6,944億円。
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