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2016-09-12

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12日、大幅安。NYダウが大幅安となるも為替市場が小動きで下げ渋る場面も

12日、前週末のNYダウが394ドル安で終えていたことが売り材料となって、東京市場は下落して始まった。日経平均株価は前週末比で200円以上下落して始まったあと、為替市場が小動きだったことから下げ渋る場面があった。ただ、戻りの鈍さや香港ハンセン指数の下落率が大きかったことに加え、上海総合指数が弱含んだことなどから午前の安値を下回ると、下げ幅を広げた。また、午後に入っても下げ幅を拡大し、日経平均株価は16,601円をつけるなど、一時364円安となる場面があった。ただ、日銀によるETF買いへの期待から買い戻しも入って下げ幅を縮めて終えた。そうしたなか業種別では33業種全てが値下がりとなったが、なかでも鉱業、鉄鋼、その他金融、非鉄金属、海運、電気機器、その他製品、紙・パルプ、銀行などの下落率が高く、保険、食料品、電気・ガス、空運、石油・石炭、水産・農林などの下落率が小さかった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、そーせいグループ(マザーズ)、リクルートHDの下落が目立ったほか、東芝、村田製作所、キヤノン、任天堂などが安かった。一方値上がりは、第一生命、ディーエヌエーと日経ダブルインバースの3銘柄ののみとなっている。日経平均株価の終値は16,672円92銭、-292円84銭、TOPIXの終値は1323.10ポイント、-20.76ポイント。売買高は概算で16億17百万株、売買代金1兆7,913億円。
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