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2016-09-08

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8日、日経平均株価は17,000円を割り込むも持ち直して終了

8日、昨晩の海外市場で101円台半ばをつけるなど円高基調が続いていたが、取引開始前に発表された4-6月期国内GDPの改定値が年率換算で+0.7%と、速報値のプラス0.2%から上方修正されたことなどが支えとなって小幅なマイナスでもみ合う展開となった。一方、午後に入ると、もち合いを続けていたドル円が下落に転じて円高が進み、101円台前半をつけたことを受け、日経225先物に売り注文が膨らむと、日経平均株価も下げ幅を拡大し16,836円をつけるなど、一時175円安となる場面があった。ただ、円高に振れたのは一時的で、ドルが値を戻したことや日銀のETF買いに対する期待もあって、取引終了にかけて持ち直し、小幅安で終える結果となった。ただ、日経平均株価は4営業日ぶりに17,000円を割り込んだ。そうしたなか業種別では、その他製品、海運、精密機器、証券、商品、ゴム、輸送用機器、卸売など12業種が値上りしたが、保険、鉄鋼、サービス、水産・農林、紙・パルプ、電気・ガス、ガラス・土石など21業種が値下がりとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、任天堂がトップで、+13.20%となったほか、ディーエヌエーの上昇が目立ち、塩野義製薬、カカクコム、SMCなどが高かった。一方値下がりは楽天、信越化学、東京電力HDなどとなっている。日経平均株価の終値は16,958円77銭、-53円67銭、TOPIXの終値は1345.95ポイント、-3.58ポイント。売買高は概算で16億72百万株、売買代金2兆1,925億円。
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