マーケットコメント


マーケット情報

2016-09-07

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

7日、円高が嫌気され、一時17,000円を割り込むも下げ渋って取引終了

7日、米ISM非製造業景況感指数が予想(55.0)を下回る51.4となったことや、米労働市場情勢指数が-0.7と、前回の結果(+1.3)を下回ったこと受け、ドル円が大幅に下落し、103円台半ばから101円台前半まで円高が進んだ。こうしたドル安円高の動きが嫌気され、東京市場は大幅安で取引が始まった。日経平均株価は16,903円をつけるなど、17,000円を割り込み178円安となる場面があった。ただ取引開始後はドル円が下げ渋ったことや、日銀によるETF買いへの期待が支えとなり徐々に下げ渋り、日経平均株価は17,000円台を回復して終えた。そうしたなか業種別では、電気・ガス、その他製品、サービス、倉庫・運輸、建設、繊維、石油・石炭など14業種が値上り。一方値下がりは、保険、銀行、紙・パルプ、海運、証券、商品、非鉄金属、鉄鋼など19業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、任天堂がトップで+4.86%となったほか、楽天、そーせいグループ(マザーズ)、モブキャスト(同)などが高かった反面、値下がりは、カカクコム、第一生命の下落が目立ち、三菱UFJFG、三井住友FG、マツダなど安かった。日経平均株価の終値は17,012円44銭、-69円54銭、TOPIXの終値は1349.53ポイント、-3.05ポイント。売買高は概算で19億15百万株、売買代金2兆1,267億円。
(会員向けコメントあり)