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マーケット情報

2016-08-29

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29日、ドル高円安を好感し3営業日ぶりの反発、日経平均株価は大幅高で取引終了

29日、前週末に行われたイエレンFRB議長の講演で、「利上げの条件が整ってきた」と発言したことや、フィッシャーFRB副議長の米メディアでのインタビュー発言もあり、ドルが買われ101円台後半まで上昇するなど、前週末の東京時間の終値から1円以上円安に振れていたことが好感され、日経平均株価は16,631円と、270円高で取引が始まった。また、買い気配で始まった主力株が多かったこともあり、上げ幅を広げる展開となったことに加え、ドル円が102円30銭台まで上昇したことあって16,764円をつけるなど、日経平均株価は一時403円高となる場面があった。その後は利益確定と見られる売りに押されたものの、高値圏で終える結果となった。そうしたなか業種別では、海運、保険、輸送用機器、ガラス・土石、証券、商品、その他金融、非鉄金属など30業種が値上り。一方値下がりは、小売、水産・農林、食料品の3業種のみだった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、アドアーズ(ジャスダック)の上昇が目立ったほか、ヤマハ発動機、マツダ、村田製作所、富士重工、第一生命が高かった反面、ファミリーマート、日経ダブルインバースの下落が目立ち、セブン&アイHD、小野薬品、日本たばこ産業が安かった。日経平均株価の終値は16,737円49銭、+376円78銭、TOPIXの終値は1313.24ポイント、+25.34ポイント。売買高は概算で16 億16百万株、売買代金1兆8,027億円。
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