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マーケット情報

2016-08-03

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3日、大幅続落。円高進行が嫌気され売り優勢で始まったあと下げ幅を拡大

3日、NY市場でドル円が上昇して101円を割り込むなど、円高が進んだことなどが嫌気され、売り優勢で始まった。取引が始まったあと、日銀のETF買いに対する期待やドル円の買い戻しもあって下げ幅を縮めて午前の取引終えた。一方午後に入ると、戻りの鈍さやドル円が101円を割り込んだところで午前の安値を割り込み、ETF買いの支えに対する期待が崩れたことがきっかけとなって下げ幅を広げ、日経平均株価は16,056円をつけるなど334円安となる場面があった。一時下げ渋ったが戻しきれずに安値圏で終えた。そうしたなか業種別では、2日連続で33業種全てが値下がりした。下落率が大きかったのは、証券、商品、不動産、ガラス・土石、銀行、水産・農林、食料品、海運、その他金融、鉄鋼などだった反面、下落率が小さかったのは、卸売、その他製品、鉱業、情報・通信、石油・石炭、繊維などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日経平均への採用が決まったファミリーマートが+10.97%とめだったほか、三菱商事、KDDI、ホンダ、昭和シェル石油などが高かった。一方値下がりは、カシオの下落が目立ち、そーせいグループ(マザーズ)、三井不動産、富士重工が安かった。日経平均株価の終値は16,083円11銭、-308円34銭、TOPIXの終値は1271.98ポイント、-28.22ポイント。売買高は概算で22億40 百万株、売買代金2兆4,585億円。
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