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マーケット情報

2016-07-11

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11日、大幅反発。円安が加速し、日経平均株価は一時709円高まで上昇

11日、前週末に発表された米雇用統計の結果が予想を大幅に上回り、NYダウが250ドル高となり、18,000ドル台を回復したことなどが好感され、買い優勢で取引が始まった。また、週末の参議院選挙で与党が勝利したことも政策期待の買いにつながり、取引開始直後から上げ幅を広げる展開となった。一方、日経平均株価が上げ幅を広げるなかで、ドル円は100円台半ばでもみ合うなど上値の重たい状態が続いていたが、午後1時過ぎごろから一気に円売りドル買いが加速し、101円台半ばまで円安に振れたことも買い安心感につながり、日経平均株価は15,816円をつけるなど、一時709円高となる場面があった。急上昇だったため、取引終了にかけて売り物に押されたが、15,700円台を回復して終えた。そうしたなか業種別では、33業種全てが値上りした。なかでも、その他製品、鉄鋼、証券、商品、ガラス・土石、保険、非鉄金属の上昇が目立った半面、食料品、電気・ガス、情報・通信、水産・農林などの上昇率が低かった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、任天堂の上昇が目立ったほか、パナソニック、マツダ、大成建設、富士重工、東京海上HDなども高かった。一方値下がりは、ブイ・テクノロジーのほか、日経ダブルインバース、日経平均ベア2倍の3銘柄のみとなっている。日経平均株価の終値は15,708円82銭、+601円84銭、TOPIXの終値は1255.79ポイント、+45.91ポイント。売買高は概算で19億96百万株、売買代金2兆1,291億円。
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