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2016-07-07

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7日、円高が重石となり3日続落。様子見ムードが広がり商いも減少

7日、昨晩発表されたISM非製造業景況感指数が予想を大きく上回り、NYダウが78ドル上昇して終えていたものの、ユーロ圏の金融機関に対する信用不安などが再燃したことが嫌気されて円買いが進み、対ドルで100円台後半をつけたことなどが重石となった。日経平均株価は続落で始まったあと、買い戻しで一旦プラスに浮上する場面があったが、買いが一巡すると再びマイナスに転じた。また、今週末の夜にアメリカの雇用統計の結果が発表されることもあり、薄商いのなか積極的な売買が手控えられ、午後入ってからはマイナスに沈んだまま取引を終えた。そうしたなか業種別では、その他製品、電気・ガス、繊維、陸運、医薬品の5業種が値上り。一方値下がりは、不動産、建設、化学、情報・通信、水産・農林、非鉄金属など28業種が安かった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、バーチャレクス・コンサル(マザーズ)の上昇が目立ったほか、任天堂も高かった。一方値下がりは、セラク(マザーズ)の下落が目立ち、そーせいグループ(同)、イオン、ブイ・テクノロジー、三菱電機も安かった。日経平均株価の終値は15,276円24銭、-102円75銭、TOPIXの終値は1226.09ポイント、-8.11ポイント。売買高は概算で18億32百万株、売買代金1兆8,577億円。
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