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2016-06-16

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16日、大幅反落。日銀の現状維持政策を受け、円高株安が加速して終了

16日、日本時間の未明に発表されたFOMCの結果が現状維持だったことから円高傾向となり、午前中はマイナス圏でスタートしたあと、ズルズルと下げ幅を広げる展開となった。また、昼休み中に日銀の会合の結果が現状維持と伝わると、一気に円買いが進み、一時104円前後まで下落したことから日経平均株価も輸出関連企業の業績悪化を懸念した売りが膨らみ、取引終了にかけては15,395円をつけるなど、523円安となる場面があった。また買い戻も入らず、ほぼ今日の安値圏で終える結果となった。そうしたなか業種別では、33業種全てが値下がりとなったが、なかでも不動産、非鉄金属、ガラス・土石、ゴム、その他金融などの下落率の大きさが目立った。一方比較的下落率が小さかったのは、銀行、紙・パルプ、電気・ガス、陸運、情報・通信、食料品などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ブランジスタ(マザーズ)、そーせいグループ(同)のほか、ペプチドリームの下落が目立った。一方値上がりは、昨日マザーズ市場に新規上場したアトラエのみで、日経平均ベア2倍、日経ダブルインバースのETFが高かった。日経平均株価の終値は15,434円14銭、-485円44銭、TOPIXの終値は1241.56ポイント、-35.55ポイント。売買高は概算で22億09百万株、売買代金2兆1,355億円。
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