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2016-06-02

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2日、大幅続落。円高進行が嫌気されて売り物に押され、5月24日以来の安値水準

2日、昨日からの円高の流れが続いていたことが嫌気され、東京市場は続落で始まった。日経平均株価は16,817円で始まったあと、徐々に下げ幅を広げる展開となるなか、東京市場でも円高が進行し、一時108円台後半をつけたことから、輸出関連株のほか金融セクターなどに売り物が広がり、日経平均株価は16,525円をつけるなど、430円安となる場面があった。その後は一旦下げ渋ったが、今晩から明日の夜にかけて重要なイベントを控えていることもあって積極的な売買が手控えられ、結局戻しきれずに大幅続落で終える結果となった。日経平均株価は5月24日以来の安値水準。そうしたなか業種別では、水産・農林の1業種のみが値上がり。一方値下がりは、保険、鉄鋼、銀行、鉱業、海運、証券、商品、ガラス・土石、ゴムなど32業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄は、ブランジスタ(マザーズ)、新日本科学、ホンダの下落が目立ったほか、ソフトバンクグループ、三井住友FG、三菱UFGFGなどが安かった。一方値上がりは、ヤフー、日本たばこ産業の2銘柄のほか、日経平均ベア2倍、日経ダブルインバースとなっている。日経平均株価の終値は16,562円55銭、-393円18銭、TOPIXの終値は1331.81ポイント、-30.26ポイント。売買高は概算で20億75百万株、売買代金2兆0930億円。
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