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マーケット情報

2016-05-23

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23日、小幅安で始まったあと円高に振れたことが重石となり、一時300円超の下落

23日、取引開始前に発表された4月の貿易統計が、予想(5,400億円前後)を大幅に上回る8,235億円と、3ヵ月連続の黒字となったことを受け円高に振れたことや、G7で共同声明が確立できなかったことなどが嫌気され、小幅安で取引が始まった。また、110円20銭台で推移していたドル円が、取引開始後に109円60銭台まで一気に下落したことが重石となり、日経平均株価も下げ幅を広げ、一時16,417円をつけ、318円安となる場面があった。ただ、ドル円の売りが一巡すると、徐々に下げ幅を縮める展開となった。午後に入ってからは、為替の落ち着きなどが支えとなって下げ幅を縮め、結局小幅安で終えた。東証1部の売買代金は今年最低を更新した。そうしたなか業種別では、海運、証券、ゴム、銀行、石油・石炭など10業種が値上り。一方値下がりは、鉱業、電気・ガス、水産・農林、小売、食料品、ガラス・土石、化学など23業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、アキュセラ・インク(マザーズ)、そーせいグループ(同)の上昇が目立った反面、アカツキ(マザーズ)、ブランジスタ(同)、ファーストリテイリングが安かった。日経平均株価の終値は16,654円60銭、-81円75銭、TOPIXの終値は1338.68ポイント、-4.72ポイント。売買高は概算で17億30百万株、売買代金1兆7,092億円。
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