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マーケット情報

2016-05-12

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12日、NYダウの下落や決算を嫌気して売り先行に始まるも、持ち直して終了

12日、今日の東京市場は、NYダウの大幅安や円安一服を受け売り先行で始まった。日経平均株価は100円以上下落して始まったあと下げ幅を広げ、16,374円をつけるなど、一時204円安となる場面があったが、売りが一巡すると買い戻しが優勢となり徐々に安値を切り上げる展開となった。また、朝方108円40銭前後で推移していたドル円が上昇に転じ、午後には109円手前まで円安に進んだことが買い戻しの加速につながり、日経平均株価もプラスに転じると、79円高まで上昇する場面があった。一方、取引終盤には利益確定売りに押されて伸び悩んだが、ドル円が109円手前で推移していたことが支援材料となって持ち直し、日経平均株価は4日続伸で取引を終えた。そうしたなか業種別では、繊維、鉄鋼、鉱業、精密機器、その他製品、機械、その他金融、非鉄金属、食料品など23業種が値上り。一方値下がりは、ゴム、医薬品、不動産、サービス、海運など10業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、カシオの下落が目立ったほか、ブリヂストン、そーせいグループ(マザーズ)、データセクション(同)も安かった。一方、値上がりは、ブランジスタ(マザーズ)、ディーエヌエー、明治HDの上昇が目立ったほか、ソニー、富士重工業も高かった。日経平均株価の終値は16,646円34銭、+67円38銭、TOPIXの終値は1337.27ポイント、+2.97ポイント。売買高は概算で20億67百万株、売買代金2兆1,713億円。
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